ポケットコイルはどんな寝心地?
体に負担が少ない寝方は、体の凹凸に合わせてフィットするマットレスが理想と言えます。ポケットコイルは仰向け姿勢や横向き姿勢でも理想的な寝姿勢であるS字カーブを自然に保ってくれます。 ここではポケットコイルの特徴を解説します。
独立したコイル
マットレスはコイルが独立していたほうが良いのでしょうか。独立していれば睡眠中、体重や体の凹凸にコイルのひとつひとつが反応して、身体を優しく支え、フィット感もあります。コイルが独立しているので寝返りでも振動が伝わりにくくなります。そしてひとつひとつのコイルが袋に入っているため、コイル同士が直接接することもありません。スプリングの軋む音も発生しにくいのできっと快眠できるでしょう。他のマットレスに比べてスプリングコイルが多いので、体を点で受け止てくれるポケットコイルのほうがお勧めです。
ポケットコイルの耐久性
ポケットコイルはコイル形成時に通電し、熱処理をしています。この熱処理によりコイルの引っ張り強度が増します。またコイルを不織布製の袋に入れる時点で、あらかじめコイル高を約25%圧縮しています。こうすることで使用中もコイルがへたりにくくなりますので、耐久性にも優れますし、さらに定期的に天地・裏表を返して使用することでコイルも長持ちします。すべての方がポケットコイルに満足するとは限りませんが、どちらにするか迷うようならポケットコイルを購入しておけば間違いないでしょう。
支えるコイルの面積
ポケットコイルは座ったときにはしっかり沈んで柔らかく感じ、横になったときには硬く感じます。これはコイルスプリングが1個1個独立して反応しているからです。座ったときにはその面積も少なく、身体を支えるコイル数は約40個です。横になったときは面積も増えて200個以上のコイルで支えることになります。同じ体重を支えるならコイルが多いほど沈みにくくなるのは当然です。座ったときと横になったときの差が明確に感じられるマットレスが、良いポケットコイルを使った本物のマットレスといえるでしょう。